化石の探偵術 (ワニブックスPLUS新書)
化石の探偵術 (ワニブックスPLUS新書) / 感想・レビュー
有理数
「化石の探偵術」という題の通り、古生物の化石の発見・発掘調査からその後の研究を、探偵になぞらえて柔らかに解説した本。各章の冒頭ではシャーロック・ホームズが引用され、ホームズが行う探偵術や推理の方法論が、形を変えて古生物学でも同じことが言える――という導線が引かれている。そういった少し新鮮な本の書きぶりはもちろん、恐竜の最新研究や、アノマロカリスなどの古生物たちの紹介、そして何より「化石」というものの在り方、見方、調査の過程が平易に書かれているので、ロマンに浸りながら楽しく読める。面白かった。
2021/07/05
ウハタ
古生物学者がどうやって化石から古代の生物の生態を推理しているのか本。化石掘り出し始めるまでに色々する事(撮影、スケッチ、柱状図等)あって私には無理だと思ったねwでもそういう情報をちゃんと後に残すのが大事なのはよく解る。化石本体だけじゃなく周辺に有る物全て推察の材料なんだから本当ミステリー小説みたい。デスモスチルスの奥歯が一番驚き。読み易いし最後に参考資料一覧もあるし、中高の生物の授業に使用して欲しい。古生物に興味ある方は是非一読を!
2021/03/17
kazuko
★★★★
2021/02/03
startvalue
★★★★
2020/12/10
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