40歳で何者にもなれなかったぼくらはどう生きるか (ワニブックスPLUS新書)
40歳で何者にもなれなかったぼくらはどう生きるか (ワニブックスPLUS新書) / 感想・レビュー
ホシ
う~ん。正論だし断片的には新たな知識も得られて有益でしたが、いまいち心に刺さらなかった。この前に読んだ本がフロムの『愛するということ』という名著だったので、その落差ばかりに目が行ってしまったかな。著者の主張には全て正同意します。ただ、こういう事は魂の深い部分に訴えかけなくては駄目。一貫性の原理の件とか、文章の端々から浮薄さが滲み出ているように思えて私には合わなかった。キャリア形成に関するファスト教養本とでも言うべきか、小手先感が否めない一冊でした。もっと重厚のある言葉で著者には語ってほしかったです。
2024/05/12
大先生
答えは書かれていません。答えは自分の中にあるってことでしょうかね。私は27歳で弁護士になったとき、40歳で会社員(平社員)をやっているとは想像していませんでした。同期と比較すると収入は半分以下。仕事の自由度も低い。人生なんて、計画通りには行かないものだと実感しています(汗)弁護士辞めて自給自足したいけど、大黒柱としての責任を投げ出せない。不惑とは程遠い私ですが、生き惑っているのは私だけではないわけですから、試行錯誤しながら生き抜くしかない。あれ?私の方が良い本書けそうな気がしてきました(笑)
2024/05/18
ぺんぎん
つくづく昭和脳ジジイたちは日本の癌だと思った。一方で、そうしたジジイたちが牛耳る組織の論理を気にすることなく、「仕事人」としてしなやかに生きてきたオバサン社員たちは強いし、私もこうありたい。就職氷河期世代は確かに不遇ではあるけれど、時代や環境を恨むだけでは一生不遇なままだ。自分の頭で考え具体的に行動を起こし、本心からやりたいと思うことをやる、そんな生き方をしたいと、就職氷河期ど真ん中世代の私は思う。
2024/08/31
もち
オーディブルにて読了、なかなかにメッセージ性の高いタイトルに惹かれて読み始めてみた。著者の日本初の気象予報士という肩書やキャリア形成も特徴的だが、本書の中で触れられる実際に働く人たちの声から、中年期のキャリアに関する知見を得られる。肩書を重視しがちな日本的企業文化、退職後も、以前の肩書に縋る職業人、管理職になることが、キャリアの正解なのか。逃げること、負けることは、決して、失敗ではない。職業・健康・家庭そのボール一つ一つに、しっかりと向き合うことが、豊かな人生を送る上での重要事項なのだろう。
2024/04/07
いもだ
ハウツー本かと思って手に取ってみましたが、違いました。現在の40代を取り囲む背景の解説が多く、世代の振り返りができました。でも、内容はなかなか難解です。読む人の立場と考え方で受け取り方と評価は変わるだろう。
2024/01/21
感想・レビューをもっと見る