ブッダの一生 - カネも妻も子も手放して仏教をつくったスゴい人 – (ヨシモトブックス)
ブッダの一生 - カネも妻も子も手放して仏教をつくったスゴい人 – (ヨシモトブックス) / 感想・レビュー
ドラマチックガス
手塚治虫『ブッダ』はかなりアレンジが強いということを聞き、しっかりブッダの一生を追いたいと思っていた。でも専門書ばかりでなかなかよいのがない。そんななか見つけた本。笑い飯哲夫が書いているだけあり、だいぶふざけた内容にはなっている。笑えるか、と問われれば、あまり笑えない(笑い飯はあの絶妙のやり取りがあってこそとかえって見直した)。でも、「真面目に仏教の話がしたい」「わかりやすくブッダの一生を伝えたい」と「でも芸人だし…」という葛藤をかなり高いレベルで調和させたんだなというのは伝わる。読んでよかった。
2024/09/21
山下哲実
ブッダの人生が分かりやすく描かれていて 面白かったです。しばらくしてから再読しようと思います。
2023/02/18
Zero fagi
ブッダについてほとんど知らなかったので、非常に楽しく読めました。ざっくりと経緯を知りたいときには、このくらい肩の力を抜いて、笑いながら読める本は最高だなと。さらに知りたいな詳しい本にあたればいいし、そうでないならこれでいい。ガイドとして満足した本です。
2022/08/11
乱読家 護る会支持!
不思議に思うのは、命を落とすほどの修行をした上で、これは違うと気づくまでのプロセスがあって、、、 その後、中道、十二縁起、四諦、八正道、四苦八苦と悟りに達するところの思考のプロセスが、「突然ジャンプ」しているところです。 実際にブッダが気づいたのか、ブッダの弟子たちが何代かに渡って構築したのかはわからないけれど、、、 人間の思考は、突然新しいものを思いつくのは極めて困難に出来ていると僕は考えるので、原始仏教の様々な考えが、どのようなプロセスを経て得られたのか、知りたいなぁと思いました。
2023/03/21
fabi@第一芸人文芸部
めちゃ面白いしするする読める。哲夫さんは誰かに何かを教える天才だと思う。49日、スジャータ、ブラフマン、祇園精舎など日本で生きていたらどこかで聞いた単語が有機的に理解できてめちゃくちゃ良かった。仏陀の生い立ちについても知らなかったので、最初の数ページで既に感動していた。弟子たちは人間らしい煩悩だらけで、そのたび仏陀が悟りを説いて回るのもコントみたいで最高でした。最後まで読んで『祇園精舍の鐘の声、諸行無常の響きあり。娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす。(平家物語)』の本当の意味がわかった。なるほど。
2024/02/09
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