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狂気な作家のつくり方

狂気な作家のつくり方

狂気な作家のつくり方

作家
平山夢明
吉野朔実
出版社
本の雑誌社
発売日
2009-01-15
ISBN
9784860110758
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狂気な作家のつくり方 / 感想・レビュー

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ふじみどり

狂気な作家の食欲をそそる食べ物はミートスパ。わかるが気します。私としてはテーブルクロスの上のこじゃれた代物でなくガンズアンドローゼスのジャケットのようなにゅるにゅるで活きのいい、アルデンテでなくややのびめ、2,0mmくらいの太めのスパゲッティであってほしいと思います。後半とくに社会批判に傾倒していて狂気な社会は理解できたけれどスパゲッティな作家のレシピ本ではありませんでした。平山さん、1年も刊行を遅らせてしまったって本当ですか、、、だめじゃーん。新刊楽しみにしています。

2012/09/27

進☆彡19@雰囲気重視

平山先生のお人柄がダダ漏れている対談集。春日武彦先生との対談や松原タニシのラジオに出演されてたとき同様、本当にいい人だなと感じた。飲み会に同席し、だらだらお話されてるのをひたすら聴いていたい。先生と会話する? とんでもないです😅そのお人柄をあらわすキーワードを皆さまへ。「スタッフも死ねばいいんです」「ディズニーランドは子どもの風俗」「オークションみたいに上がっていく親父」。先生の本意はぜひ本書を読んで感じてください。キチガイとか白痴とか久しぶりに字面で見たな😆

2022/04/23

ぐうぐう

読んでいておもしろかったのは、このお二人、実に対照的な作家のはずなのに、その差異をお二人がとても愉快がっていて、そして憧れてさえいるところだ。例えばそれは、お二人のハネケ映画における観方の違いによく表れている。そしてさらにユニークなのは、お二人の発言を聞けば聞くほど、平山さんは映像向きで、吉野さんは文学向きなんじゃないの?という、ある種の倒錯だったりもする。ともかく、自分にないものを持っている相手に対して、このお二人は純粋に尊敬し合っていて、そこがとってもいい。

2009/09/23

かやは

平山夢明さんに興味があったので読んだ。やっぱりエキセントリックな方だった。対談相手の吉野朔実さんも面白かった。が、個性の強い二人であるせいか、お互いが考えをぽんぽん言い合っていてあまり対話しているという感じはしなかった。間に誰かは入れば更に面白いものになったような気がする。

2015/03/24

amdd

こんなグロい話を書き続けていられる人のメンタルって一体どうなっているんだろう、と気になって手にとった一冊。犯罪者が平山さんの本を読んでいたらどうしますか、という問いに対する受け答えはどっしりとしていてさすがだった。幼少期の逸話もすごい。お稲荷さんを破壊した30分後に車に跳ねられたり、マンホールに落ちた腕を父親に連れられて見に行ったり、父親に冷蔵庫を投げつけられたり・・・さすが平山夢明。たまに見かける著者近影の豪快なオヤジ、という印象そのものだった。

2011/12/27

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