神様は本を読まない
神様は本を読まない / 感想・レビュー
さらば火野正平・寺
吉野朔実の読書エッセイ漫画。2010年刊。他のユーザーさんが仰る様に、繊細さが増してきていると思う。先に読んだ同シリーズ2冊では外国の方が書いた本が多かったが、本書では日本人が書いた本が多くなってもいる。キングコング西野亮廣の絵本『Dr.インクの星空キネマ』まである。銀林みのるの奇書『鉄塔 武蔵野線』があって嬉しい。あれは怪作だ。『フランダースの犬』のラストを巡る話で終わったり、巻末の柴田元幸との対談の後、いつものあとがきが無かったり、合間合間で愛犬を描いた絵が挟まっていたりと、何か淋しい読後感である。
2016/06/09
ネギっ子gen
【『フランダースの犬』のラストがハッピーエンド!?】 内容紹介や装丁、本の手に入れ方など、本にまつわるあれこれをエッセイ風の漫画として描く、読書エッセイシリーズ第6弾。今作も、愛犬のコーギー君や春田武彦など、シリーズでお馴染みが登場します。カラー絵4頁。あとがき対談の相手は柴田元幸。<読書が好きな人達は皆、何故か散歩が好きだ。ずっと読み続けていると、あるいは読み終ると、外の空気が吸いたくなるのだろうか。動くものが見たくなるのかもしれない。/本や映画を反芻しながら、ひとりで歩くのが好きだった>。確かに。⇒
2022/12/13
澤水月
その山岸凉子の少女殺人鬼の話は◯◯ですよ!と一瞬で教えて差し上げたいのにもう現世においででないなんて…繊細さが前巻より増してる気がして切ない。
2016/05/08
★YUKA★
『あと100ページ』と『読書の連鎖』が、読書あるあるでした☺️ 柴田元幸さんとのあとがき対談が良かったです。
2017/11/03
ぐうぐう
本の趣味が似てるってだけで、親近感が湧いてくるというか、すぐにでも友達になれてしまえるように思えるのが、本好き人間の共通の理解だろう。そういう意味で、吉野さんとはもう友達気分ですらいる(笑)。「読書の連鎖」のエピソードなんて、ある!ある!って、何度も頷いてしまったよ。
2010/10/16
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