劇画暮らし
劇画暮らし / 感想・レビュー
akihiko810/アカウント移行中
図書館本。劇画漫画家・辰巳の自伝。印象度B+ 自伝マンガ「劇画漂流」以降のことを描いた自伝漫画かと思って借りたのだが、自身の生い立ちから書かれた自伝だった。ほとんどが「劇画漂流」で描かれたことだったので、思い出しながら読んだ。「劇画漂流」に描かれてなかったのは、手塚と二人きりでフランスの漫画祭典に招かれ二人で旅行したこと、「ドン・コミック」という漫画古書店を開業していたことなど。辰巳の作品で復刻されてないのは結構ありそうなので、復刻してほしいと思った。
2020/11/13
kokada_jnet
手塚治虫文化賞受章作「劇画漂流」で前半生を漫画化した、劇画のオリジネーターの、活字による自伝。貴重な記録だが、近年まで記述したこの本を出してしまうと、予告されている「劇画漂流」の続編が出しにくくなるのでは・・。
2010/12/23
フロム
手塚治虫の直系、トキワ荘グループは有名だが、同じ手塚の落とし子である劇画グループはあんまりヒューチャーされる事が少ないのでは無いだろうか?そんな彼らの貴重な記録が本著。激動の時代を生き抜いているだけあって、さらっととした文書だが内容は中々壮絶。多分かかれない部分で相当酷い事やってるんじゃないかなぁ。明らかにトキワ荘グループは毛色が違う。特にサイトウタカオ無頼ぶりは面白い。後半著者が大友克洋の代原を頼まれるのだが、大友が落とした理由がパチンコと言うのも時代を感じさせて面白い。
2010/12/03
感想・レビューをもっと見る