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はるか南の海のかなたに愉快な本の大陸がある

はるか南の海のかなたに愉快な本の大陸がある

はるか南の海のかなたに愉快な本の大陸がある

作家
宮田珠己
出版社
本の雑誌社
発売日
2012-05-22
ISBN
9784860112295
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はるか南の海のかなたに愉快な本の大陸がある / 感想・レビュー

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コットン

りょうさんからのオススメ本!(トンデモ本の紹介のオンパレード)。『奇景の図像学』面白そうです。著者は中国に詳しい中野美代子さんです(が私の既読は『綺想迷画大全』と 『契丹伝奇集』で、後者は特におすすめ)。最後にある【紹介しきれなかった・・・ベスト10】の第9位『ケルト/装飾的思考』が「迷路のようにうねりまわる挿絵の面白さと・・・古い精神世界」とあり面白そうな予感です。

2013/06/01

kana

この世界には私の価値観から遠く離れた考えを持つ人や想像を絶する経験を当たり前のようにしてる人がいる。本を読む幸せの一つには、小説でもエッセイでも学術書でもそんな私とは違う主体に没入しながら言葉をインプットする体験ができる、というのがあると思う。著者は地理、歴史、哲学といった学術書(ただしニッチすぎる題材)を、そんな切り口ある?みたいな視点でレビューする唯一無二のブックレビュー。ブックレビュー本はそもそも好きだけど、著者自体も、紹介本に出てくる人もぶっ飛んでいて、二重で面白くて、幸せな読書ができました。

2021/02/03

ホークス

エキゾチック嗜好本書評集。「知識や情報でなく、旅の味わいや旅の喜び、旅そのものを真っ向から語る渋みとユーモアのある本」が求める紀行本とのことで賛同。旅についての引用「エキゾチズムとは、永久に理解不可能なものがあるということを鋭く直接に知覚することなのだ」には旅と恋愛の共通点を感じた。続けて「他民族や他者を同化できるなどと自惚れず、逆にそれが不可能だということを楽しもう」とあり卓見と思う。純粋に楽しみたい異世界ファンタジーに主人公の成長や葛藤を深く描く風潮に怒り「そんなものは欲しくない、よそでやれ」には爆笑

2015/11/03

ふろんた2.0

脱力系のエッセイばかり書いているとはいっても、読むの本は堅いものも多いのね。そこはやっぱり物書きだ。執筆のルーツになった本もちらほら。気になった本もいくつかあったが、宮田珠己の本なので、他のレビューも参考にしてからにしよう。

2014/08/18

えみさん13

珍景愛、偉大なる無駄知識…珍妙。「四国遍路でバンジージャンプ」「地獄の受付嬢『奪衣婆』」、この方向、目の付けどころが終始宮田節。【読者もわかっていると思うが、私は何ひとつ常識を知らずにこんな人文系の本の書評を書いており、そこのところがナイスと自画自賛しているほどだ(引用)】ウン、ナイスだと思ってるしうすうす気がついてましたよ、タマキング。「キリスト教の排他性について」、「炭坑における生活者」なんて文章はフムフムと読んだ。だいたい期待通りにヘラヘラにやにやしてました。ちゅど~ん!(C)高橋留美子

2014/04/14

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