東京の古本屋
東京の古本屋 / 感想・レビュー
佐島楓
コロナ禍における商売の苦労なども書いてあるが、そういうこと以上に店主さんがみんな魅力的なかたがたで、足を運んでお話してみたいという思いにかられる。本を見、街を見、人を見続けてきたから培われるものがあるのだろう。いろんなメディアで名前しか存じ上げなかった古本屋さんばかりだったのだけど、だからこそ、今度お邪魔してみたい、利用させていただきたいと思う。
2021/10/20
おさむ
池袋の古書往来座、西荻南の盛林堂書房、西早稲田の丸三文庫、駒込のBOOKS青いカバ、神保町の北澤書店。本書で紹介されている10店のうち行った事のある店は上記の5店。自分が、けっこうな古本屋マニアなんだと実感しました。本の内容については特に感想はございません笑。
2021/12/14
Roko
取材期間にオリンピックが開催されるということが予定されていたのですが、それよりも大きな問題「コロナ過」が古書店にも影響を及ぼしたのです。古書店にも緊急事態時の休業要請があって、その理由が「古書店は趣味的要素が強い」つまり不要不急だと認定されて、お店を開けない時期があったのです。新しい本を売る店なら営業していいのに古書店はダメって、どういうことなんでしょう!! 店を開けるようになったとたんに、常連さんたちが本を買いに来てくれて、やっぱり書店というのは店とお客さんのつながりが大事なんですね。がんばれ、古書店!
2022/05/22
ばんだねいっぺい
行ったことない古本屋の空気感を無理なく上手に伝えてくれる文章のおかげで行った気分になれる。こうやって、想像するのが楽しい。
2022/04/03
ほし
古本屋に入ると、どこか気分が高揚するような、それでいて背筋が伸びるような思いをしていたのですが、この本を読むことでその理由がわかった気がします。いくつかの古本屋への取材を元に作られたこの本では、様々な書店主さん達の仕事の様子が描かれています。それぞれ商いとしてのスタンスに違いはあれど、言葉や姿勢からは信念や生きざまが感じられます。そのようなものがお店からも感じられるので、こちらもしゃんとしたような気持ちになるのでしょう。業者による古書の市場の話など、知らなかった世界を垣間見ることもでき、楽しい読書でした。
2021/10/12
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