産屋: 散文集
産屋: 散文集 / 感想・レビュー
アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯
詩人小池昌代のエッセイ集。言葉の選び方並び方が詩のように印象的。まるで昔から自分も同じように感じていたかのような気持ちになったり、ハッとしたり、生と死を含んでいて官能的でドキリとさせられたりする。
2015/04/05
蒼深
この方の本を読むのは初めてではないが、このエッセイ集を読んでこれまでうっすらと抱いていた印象が強まった。こわい、というもの。怖い、また、強い。詩人と言うのは月花を愛でどこか夢の中で生きているようなイメージがあったせいかもしれない。この方はとても強く、例えば震災の四日後のエッセイで「生きたいと願いながら、同時にどこかで、ほとんど無意識に、深く一瞬、死にたいと思う。」と書けてしまう。それほど命の根源から物を眺め、書いている。私は読みながら、そのむき出しさにはらはらしてしまい、怖いと感じるのだと思う。
2015/04/01
和草(にこぐさ)
小池さんのエッセイ。視点と言葉が奥深い。
2016/10/06
savasava
常に自分に距離を置いて思考し、書いていく。素敵なエッセイでした。何より世間で言われるところの正しさを正しいのか?と常に疑う姿勢に非常に感銘を受けました。作品の中で出て来たベーコンエッグはとても美味しかったです。
2014/09/12
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