吉本隆明 自著を語る
吉本隆明 自著を語る / 感想・レビュー
yamikin
吉本隆明は最強 どんな解説書よりも彼の著作に当たった方が圧倒的によい。というか当たらなければダメだ。それは彼の批評だけではなく文体自体も彼の思想になっているからだ。これが他の論客と圧倒的に異なる点だ。だから解説書では代替がきかない。難しい文章でないのに読み終わった後に自分は何も語れなくなる。衝撃。
2011/06/27
白義
吉本隆明自身による吉本入門。初期から理論的三部作まで、渋谷陽一という最高の聞き手を得て、各著作の意図や主題が簡潔に語られています。ばななさんを交えた本もそうでしたが渋谷さんは本当にインタビューが上手いですね。吉本隆明がロックとは極めて納得しやすいです。確かに、思想自体の水準、吉本風に言えば指示表出の次元も去さことながら、吉本さんは自己表出、内的必然性のパトスがそのまま文体に乗っているのが特異です。この本を読んだら本人の本が読みたくなるでしょう。まさしく最高の入門書
2011/08/05
Punk!Punk!Punk!
既読の共同幻想論から読んだ処、インタビュアが凄く上手く、吉本氏の魅力を存分に引き出している。誰なんだろう?と巻末を見ると渋谷陽一ではないか!ツェッペリンやビートルズだけではなく、吉本隆明までカバーできる見識に驚く。本書を読むと吉本氏の著書が読みたくなる。しかしここに書かれているのは、あくまでもガイドラインであって 渋谷氏も難しいと所々で書いているが(渋谷氏は良く読み込んでいる)、理解は簡単ではない。とはいえ、自分もここに書かれていた著書を順に紐解き、ここに述べらた吉本氏の話を実感してみたいと思う。
2016/05/22
Sleipnirie
まる 聞き手である渋谷さんが吉本隆明の著作をとてもよく理解していた。
2010/06/04
悸村成一
インタヴュアー=渋谷陽一。図書館本。
2013/08/30
感想・レビューをもっと見る