読むのが怖い! (Z)
読むのが怖い! (Z) / 感想・レビュー
harass
今はなき季刊誌「SIGHT」連載されていた書評対談の最終巻。2008年から2012年まで。エンタメ本ばかり。さきにこの三冊目を手にとった。北上と大森のやりとりが面白い。同じ本や作家でも相反する二人の趣味や経験で、意見が異なったり一致したり。個人的に感じていた作家への印象など合致する部分もある。某作家を「仏作って魂入れずの名人」とは名言だ。良書。
2018/10/23
海猫
評価軸がしっかりしていてなおかつはっきり価値観が違う二人が対談してこそ出る可笑しみ。意見がぶつかることによって書評として深みも増すし、なかなか良い本です。それに基本の書評の部分がしっかりしているので読みたい本も増えて嬉しい悲鳴をあげてしまう。
2012/07/23
山田太郎
表紙がいいな。あとがきが面白かった。円城塔はエンタメじゃないと思う、確かに。
2012/07/08
kana
第三弾になりますがこのブックガイドシリーズ初読!ここ最近のレビュー集の中では一番参考になりました。2人の視点から、選ばれた本の面白さが語られるので、私の趣味嗜好に合いそうかどうか判断しやすいです。これほどの本読みの方々の意見がまっぷたつに分かれるのだから、絶対的に面白い本なんてないんだなと改めて思う。だから私も人に本を薦めるのは緊張します。大森さんのあらすじ説明の巧さと(きっとブラックな気持ちを内に秘めつつも、)北上氏の批判を受け流す器の大きさに感銘を受けました笑。シリーズを遡って読んでみたいです。
2012/07/14
chiseiok
楽しかったー。大森さんと次郎さんでお互いのおすすめ本を読ませ合うビブリオバトル的なつくりなんですが、こりゃバトルじゃなくてビブリオコメディーですな。忘れんぼでわがままで自由過ぎる大御所の次郎さんと、冷静理論派の大森さんの噛み合わなさが最高、トムとジェリーが仲良くケンカしてますw。爆笑しつつもなぜか読みたい本がいっぱい増えるという、きっちりとブックガイドにもなってます。先月『文学賞メッタ斬り!』シリーズの続刊読んた時は一冊目だけで良かったかな…と感じたけれど、これは逆に前作、前々作もめちゃ読みたくなった。
2016/12/13
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