俺たちの明日: エレファントカシマシの軌跡 (下巻)
俺たちの明日: エレファントカシマシの軌跡 (下巻) / 感想・レビュー
馨
エレカシ30周年のインタビュー本下巻。印象的だったのは宮本さんの耳の病気エピソード。当時想像よりも深刻だったそうで、手術で喉に管を通すから歌えなくなるかもしれないが生きることを優先したという話、そこから復活したなんて奇跡の声帯としか思えません。病気になる前に帯状疱疹や、口内炎10個出来ててしんどかった、よくなったり悪くなったり不安だった事、耳鳴りが後遺症になっている等、療養中の複雑な葛藤、最終的に曲作りに戻っていった宮本さんは最高にカッコよく、いつまでも付いていきたいと改めて思いました。
2017/10/07
海恵 ふきる
愛おしい本だった。時系列に沿って当時のインタビュー内容が載っているので、様々な事が起こる人生を経て経験を積んでいくうちに、宮本さんがどんどん世渡り的に成熟していくのがわかる。でも、内に秘めた熱い思いは、若き日のギラギラ加減となんにも変わっていない。どこまでも音楽に真摯なひとだと思った。そんなひとがつくる音楽だから、ぼくらの心に深く響くんだろうなあ。バンドにこだわり続け、メンバーもそのこだわりに応える緊張感のあるバンドだ。宮本さんが音符もコードも読めないというのには驚いた。天才の頭の中はわからない。すきだ!
2018/09/09
澤水月
初めの章で「多くの人のおかげでエレカシが成り立つ」と口にしメンバーとの柔らかい顔の写真が増えた!当時の荒井楽器がレッズ(レベッカ分派組)、爆スラなど北東京・埼玉ロック圏という座談は自分が近い時期浦和で界隈にいたので懐かしく。2012年の宮本浩次難聴発症はニュースで聞いていたより深刻で驚く。30周年機に振り返る中、00年ごろのTVや一般雑誌出まくりの宮本が顔歪みおかしかったと後からメンバーに言われるって…ともあれ仲間が大事という核心周りを何十年大騒ぎしながらもがいて自身で掴むんだなぁ。構成ライターへの感謝も
2020/11/03
Mari
すばる
2019/08/03
oracion2910
1997年から20年間のエレファントカシマシの軌跡が上下巻に詰まっている。 歌い手として、音楽の創り手として、類い稀な才能を持つ一人の男が、時に高揚し、時にもがき苦しみ、試行錯誤の実践と思索を重ねながら成熟していく。 不器用だけど真摯な宮本さんの生き方が、彼の歌になり、聴く者の心を揺り動かす。 この本を読んで、益々宮本浩次とエレファントカシマシのファンになった。 宮本さんの真っ直ぐで力強く優しい歌が、もっともっと多くの人に届くよう願ってやまない。
2021/02/04
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