日本SF・名作集成 第7巻 テクノロジーと人間の未来 (大きな活字で読みやすい本)
日本SF・名作集成 第7巻 テクノロジーと人間の未来 (大きな活字で読みやすい本) / 感想・レビュー
スターライト
清水義範「野良愛慕異聞」瀬名秀明「メンツェルのチェスプレイヤー」神林長平「スフィンクス・マシン」収録。サイバーパンクだ、ポスト・シンギュラリティだといった作品よりも、僕としてはここに収録されたものの方がなじみやすい。清水作品は、今も続くペットの飼い主のモラルの問題を、ペット・ロボット犬の「逆襲」という形で表現した作。瀬名作品は、有名なミステリ作品をロボットとからめて語りなおしたもの。神林作品は、スランプに陥った画家が気分転換に訪れた火星での出来事を描く。ヘルメットの中に入った蠅は確かに始末が悪い(笑)。
2010/12/01
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