夢二ゆめのまたゆめ (kamimura kazuo bibliotheque 4)
夢二ゆめのまたゆめ (kamimura kazuo bibliotheque 4) / 感想・レビュー
ヒロミ
上村一夫未完の名作。竹久夢二の人生を描く予定だったらしいが雑誌の休刊で打ち切りに。本作には多少続きの下書きや原作脚本も載っている。この愛蔵版には未完ながら夢二と最初の妻のたまき、息子の虹之助とのエピソードが殆どだ。二階から絵の具をばら撒くコマ、雪の中で姉に平手打ちされる夢二の小津安二郎を思わせるローアングルなど構図が美しい。敬語で話す夢二に萌えた。本作の夢二はDV野郎ではない。しかし息子・虹之助を「レインボウ」と呼ぶ夢二…キラキラネームつけちゃいましたね!ちょっとお高いですが印刷もきれいでオススメ。
2016/05/18
緑虫@漫画
★★★☆
2016/01/28
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