ロザムンドおばさんの花束
ロザムンドおばさんの花束 / 感想・レビュー
miaou_u
先ず『贈り物』は「心が通い合う時間」、『お茶の時間』は「人の弱さ、そして強さとは?」、そしてこの『花束』は「悩み、迷い かけがえのない今を生きる」というキャッチコピーが帯に書かれています。長い人生の、まだ見ない未来を心配して憂いてしまうことももちろんある。だけれど、それに囚われて大切な、「今」を見逃して生きていると、可能性、という奇跡を掴めない。様々な別れがあれば、出会いもある。そんなささやかな日々の変化や喜びを感じて、今を生きていきたい。と、ロザムンドおばさんの短編シリーズを読んで、心から思うのです…♪
2023/08/11
雛
短編の8話を1冊にまとめた本。どの話もおこり得そうな日常…。最後はフンワリと余韻を残し読み手の想像に手渡す。そんな印象。手に取って読むタイミングで8話の中でも心に止まる話も変わってくるんだろうな。って思った。今の私には個人的に4話目の【ブラックベリーを摘みに】から全て…いや〜ほとんどかな?【人形の家】【赤いドレス】は感性とタイミング。【ブラックベリー】から【記念日】までは家族・周りの人々との暖かな交流…【風をくれた人】はそれぞれの感情の葛藤も描かれ。どの話も優しさに溢れた素敵な1冊でした。
2022/12/08
かた
236
2022/12/26
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