暁の円卓 5
暁の円卓 5 / 感想・レビュー
空箱零士
★★★★ レベッカ死亡、そしてやっぱり生きてたトーヤマとの決着。ダイジェスト的駆け足感は相変わらずだが、それでも今巻はページ数が短かったこともあり、原爆投下が迫る日本への潜入、天皇と大本営への無条件降伏同意への説得の流れはスピード感を伴った緊張感があり、楽しめた。なんだかんだで、国外の人間が「日本のいちばん長い日」的状況を書いていること、それ自体が素直に楽しい。そしてこの巻で、やっと今までの受け身だった姿勢から脱して攻勢に転ずる決意をしたデービッド。ここから面白さも巻き返して欲しいと思うが、果たして……。
2018/12/31
kei
☆☆☆☆
2011/10/27
ちょん
第四之書「暗黒の歳月」の最後で愛するレベッカを誘拐されたデービッドは、文字通り「失意」の歳月を過ごします。本書で描かれる時代は1939年から1946年までのおよそ6年間。前半はイギリス、後半は太平洋上と日本で、デービッドはこの時代を目撃することになります。マッカーサー元帥の顧問となったデービッドが1945年8月、ニッポン潜入するところは、手に汗にぎる展開となります。ヒロシマ、御前会議、「終戦の詔書」の録音、皇居内でのクーデター、戦艦ミズーリの艦上でおこなわれた降伏調印式、そして1946年の天皇人間宣言。そ
2008/01/01
ymg
第5作)レベッカは死んだのか?原爆!そしてニッポンの敗戦。
2009/06/19
ssanma
39~45。ドイツからイギリス、アメリカ、そして日本。この時代の舞台が日本になるとは…。訳者あとがきのとおり、荒唐無稽といってはそれまでですが、それでもフィクションの中でも、海外から見た日本の1945年8月があるのは貴重です。
2017/12/28
感想・レビューをもっと見る