本屋にはないマンガ
本屋にはないマンガ / 感想・レビュー
更紗蝦
ネットから拾ってきたとおぼしき情報の羅列が多いため、レビューとしては残念ながらあまり面白くないのですが、日本原子力文化振興財団から発行された漫画が4冊紹介されている点は、注目に値します。公費が投入されている団体が、原発の安全性・必要性のみを刷り込み、リスクへの理解をまるきり無視した漫画を出していたという事実は、もっと知られるべきだと思います。ちなみに私はネットでバカ漫画のレビューを読むのが好きなので、福島原発が事故を起こすずっと前から古城武司の『明日かがやく』の存在は知っていました。
2014/07/27
Sleipnirie
2005年に出た本。 企業、団体、・自治体などが特別に出してた漫画について。珍しい古本だけど、それほどヘンテコではない。こういう人が書いてたって出てくる人、ほとんどよく知らないけど(さとうふみや・志条ユキマサぐらい)、カンニン・GOODの作者が美味しんぼの漫画を描いてたの、ちょっと驚いた。
2017/03/21
山像
ちょくちょく入るキレのあるツッコミには2005年当時のテキストサイト的ノリを思い出す。企業マンガや公共機関マンガなど、所謂商業連載マンガ的でないマンガを蒐集するというコンセプトは最高なんだけど、作者や版元の情報の羅列で文字数を稼いでいるように見受けられる記事が少なからずあるのは何とも。そこは付録に纏めるとかでよかったと思う。 以下余談。著者はバブル崩壊以降企業マンガは減ったという史観らしいけど、昨今の膨大な点数のweb企業マンガ(しばしば傑作を生み出している)は誰かがアーカイヴする使命を帯びていると思う。
2016/05/09
朱音
この本を読んでその漫画が読みたくなっても入手できないのが困るところだが。石森プロは結構手広くやっているのだなあ。他にも大家のアシさんとか弟子さんとか。
2011/08/15
ブルーサークル♪
『アイ・ラブ地球人』の登場人物の川田健太、三沢利明という名前、『NAGOYA DOREAMING』の項で出てくる他の原作作品の中に『時代は今、スタンハンセン』があることから、二つの作品の原作者である松崎雄二氏はおそらく同一人物だと思う。この辺はプロレスファンにはピンと来るところ。全体的には、膨大なキャラクターや作者の名前が出てくるので、頭が混乱することが多々あり。
2011/11/08
感想・レビューをもっと見る