銀の感覚 下
銀の感覚 下 / 感想・レビュー
珂音
サラーフ、凄い。南米の密林奥深くに生きてたこの男、僅かな間に英語をマスターし、文明社会にもなじんでしまった。この本、ロマンス成分は濃いものの、それはハリウッド映画における「どんな映画にもとりあえずロマンスは入れとけ」程度の扱いで、基本はSFの入ったアクションアドベンチャーです。主人公のジェリーにもっと感情移入できれば良かったんですが、この人にどうにもなじめず。主人公が嫌いな割りに一気読みできてしまったのはサラーフとストーリーが良かったからですね。
2010/08/23
アヤネ
逃亡―迫りくるマインドコントロール、半世紀にわたる陰謀「銀の民」は地平線の彼方へ発つ。問題は何が見えるかではない。見る目をもっているかどうかだ(Amazonより)。。。この「見る目・・」のフレーズいいなぁ。西欧・米を背景に、現在と過去が語られ、古代遺跡なども登場してきて(多少こじつけ感はあるが)、盛り沢山なお話で面白かった。他作品も読んでみようかなぁ。ファンタジー「映像の世紀」と言われている長編「暁の円卓」がちょっと気になる。
2016/05/04
かねかね
いやぁ、広げた風呂敷をよく畳めたなぁといった感じでした(^^ゞ さすがイザーウと言うべきでしょう。これを読んだら「ネシャン・サーガ」を読み返したくなった。
2012/07/03
ワッピー
軍需産業関係者が狙っていたのは、実は・・というややありきたりなどんでん返しとか、人に影響を及ぼすことがどこまでいいのかという、線引きのあいまいさ、「君が私のそばで萎れていくのに耐えられない」という不発に終わった伏線はありますが、楽しみました。 主人公が幼少時のトラウマを抜け出し、人を受け入れ、愛するという回復を主テーマにしていますが、感情移入するにはキャラクターが強すぎて銀の感覚が(ワッピーには)届かなかったかも。
2011/10/10
markuna
アメリカの過去と現在、そして、伝説の古代文明とのつながり。 長編ですが、一気によめる。
2019/06/10
感想・レビューをもっと見る