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春のめざめ: 子どもたちの悲劇

春のめざめ: 子どもたちの悲劇

春のめざめ: 子どもたちの悲劇

作家
フランク・ヴェデキント
Frank Wedekind
酒寄進一
出版社
長崎出版
発売日
2009-01-01
ISBN
9784860953126
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春のめざめ: 子どもたちの悲劇 / 感想・レビュー

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Arowana

「春」とあるが、内実はけっして穏やかではない。若々しいがゆえにあやうい14歳の内奥から湧き上がる欲動の「高まり」と「引き裂かれ」がいきいきと表現されている戯曲という感じがする。これに似た葛藤を描いたとされる『車輪の下』や『ライ麦畑でつかまえて』も、あわせて読んでみたい。

2013/04/15

H2A

稲垣足穂が引用していた戯曲。訳はいま風で読みやすいが、上演当時から100年以上経過しても内容は過激だと感じた。少年どうしの同性愛、レイプなど彼らが大人とは違うが実は違わない存在として現される。その世界が残酷で尾を引く。

2016/06/13

らくだ

子供たちの思春期を描いた戯曲。性の目覚め、子供同士のレイプ、妊娠、ホモセクシャルなど現代であってもショッキングなものを題材にしている。隔たりのある子供と大人が描かれていることが特徴で、これは現代日本においてもそれなりに通用する作品だと思う。読みやすいけれど内容が重くて重石を乗せられた気分。でもさすがヴェデキント。読む楽しさがある。

2013/03/19

ぎゃっつ

抑圧的な教育体制によって苦しめられている子供たちの魂の叫び、思春期の葛藤が生々しく描かれている。なんだか読んでて懐かしさに似た感覚を覚える。劇中に登場した牧師のような、ハートフルボッコな牧師にはなりたくないなぁ。丁寧な解説がついてて素晴らしい内容となっております。

2011/02/16

neba3

ミュージカルとは微妙に違うんですね。

2010/08/14

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