ジュゼッペとマリア 上
ジュゼッペとマリア 上 / 感想・レビュー
norinori
第二次大戦末期のイタリア、両親を亡くしたジュゼッペが、母を亡くし記憶を失った少女マリアと出会い、マリアの父を探すために戦火の中ローマへと向かう。その途中、孤児たちが集まって暮らす「子どもの町」に辿り着くまでを描いた上巻。辛く悲しい状況でも子供たちがたくましく、世界名作劇場の原作になりそうだな、と思いつつ、でもマリアの性格は名作劇場向きじゃないな…と思ったり。我儘というか、欲望に忠実というか…。ストイックになりがちなジュゼッペには、これくらい我が強い子が側にいた方がいいのかもしれないけれど。
2013/02/27
にま
1943年、空爆で両親を亡くしてしまった少年、ジュゼッペ。ナポリに住む親戚を訪ねて旅をします。そして、親戚の家で同じく孤児となった少女、マリアと出会います。いろいろな人との出会いと別れ、人生を描いています。放浪の果てにふたりがたどり着いた<子どもの町>を舞台に下巻が始まります。
2010/01/01
感想・レビューをもっと見る