ジュゼッペとマリア 下
ジュゼッペとマリア 下 / 感想・レビュー
みさみさ
なるほど、マリアはどこまでもマリアだったのだなあ。最後は2人揃ってメデタシになるのかと思っていたら、マリアはあくまでも己に忠実でした。実際にこういう娘がいたら腹が立ちそうだけど。
2013/01/07
にま
子どもの町、それはジュゼッペの思ったものとは違っていました。そこで濡れ衣を着せられ、追われる身となったジュゼッペはマリアとともにローマへ向かいます。そこでもさまざまな出会いがふたりを待っていました。 子どもは大人の犠牲になりながらも強くたくましく生きています。それでも、子どもが見る世界がよいものであるためには大人の力が必要なんですね。 かなり分厚くて、読み応えのある本ですが、たくさんの人に読んで欲しいです。
2010/01/02
norinori
マリアの最後がショックすぎてなんだかもう…。一件は落着するものの、マリアとの別れも含めて、皆いい人めでたしめでたし、とはならない、なかなかにシビアなラストでありました。ジャンルとしては児童書であるけれど、大人の責任についても問いかけた作品。ジュゼッペたちのこれからも、大人たちの導きにかかっているのだ、と思うと、(年齢だけは)いい大人な身としては、いろいろ考えさせられもするのでした。
2013/02/27
ののはな
2回も読みました。何度読んでもおもしろい。さすがクルト・ヘルトです。「赤毛のゾラ」も一気に読ませてくれましたが。これもなかなかスピード感あります。
2012/07/04
dumpty
審判のなかでのディオゲネの長い言葉、これは作者の言葉でもあるんだろうなぁ。前半あまりに都合よく展開するのが少し気になった。
2010/01/28
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