パレスチナ 残照の聖地
パレスチナ 残照の聖地 / 感想・レビュー
ヴェネツィア
しばらくぶりで、レビュー第1号。著者は20年以上もパレスチナ(だけではないのだが)に足を運んで、各地をつぶさに見てきたジャーナリスト。ただし、本書はジャーナリスティックな視点で書かれてはいるものの、多分に随想的な語り方。10年前の本だが、パレスチナの抱える問題の本質は大きくは変化していないと思われる。むしろ、より深刻さと混迷を増しているかも知れない。「真の平和は天国に行かなければないだろう」とパレスチナの在住者が諦観するのが現実だ。今も隔離されたガザは「居住不能」とまで言われる過密な中で圧倒的な⇒
2020/01/28
感想・レビューをもっと見る