生まれかわり: 東大寺大仏縁起絵巻より (やまと絵本)
生まれかわり: 東大寺大仏縁起絵巻より (やまと絵本) / 感想・レビュー
Kawai Hideki
奈良の大仏の縁起絵巻を抜粋し、わかりやすく物語をつけた絵本。この夏、娘と妻が奈良の大仏を見てきたので拝読。驚いたのは、大仏建立の動機が、聖武天皇自身の前世にまでさかのぼること。遠いインドの地でお釈迦様の説法を聞いた普賢、弥勒、観音、文殊の四聖が誓い合った約束を果たすため、時空を超え、日本の地で、帝と僧侶(良弁、行基)と知恵ある牛飼いの子、として生まれかわり再会を果たす、という壮大な物語。それぞれの人物が、大仏建立という一大国家プロジェクトでの政治・宗教・技術のブレークスルーを体現しており、興味深い。
2016/08/21
とよぽん
やまと絵本シリーズ、東大寺大仏縁起絵巻より。奈良に都があったとき。東大寺の大仏がどのようにして造られたのか、仏教の尊さと、建造にかかわった人々の篤い思いが美しい絵巻とともに伝わってくる。長大な資料を読みやすい絵本にまとめられた 寮 美千子さんに感謝。改めて日本の歴史の重みを思う。
2019/11/18
pocco@灯れ松明の火
東大寺大仏絵巻:絵巻物に御話付け。文は「空飛ぶ鉢」の寮美千子さん。>>奈良の修学旅行前に読むもいい。大仏は、立派な方の生まれかわりでつなぐ思いと多くの人の力で作られた。
2012/12/26
雨巫女。
《図書館‐新刊》輪廻転生は、あると思います。地獄の話やり、望みがあるから好きです。
2012/10/05
こどもふみちゃん
へええええ~~~~~!!絵本でした。東大寺に古くから伝わる、お寺の由来をなんとか楽しめるようにと描かれた絵本。お釈迦さまや観音菩薩が登場したり、聖武天皇が大仏を作らせたり、小学校で内容をかじった子どもなどに是非一度読ませたい本だと思いました。話の流れもスムーズで読み聞かせやすいです。絵も、本物から取り出してあり、雰囲気は最高! なかなか良かったです。教育熱心な母にお勧めの本。今日は、4歳の娘と6歳の息子が静かに聞いてくれていました。途中で飽きはしなかったようです。
2012/10/26
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