猫町
猫町 / 感想・レビュー
♪みどりpiyopiyo♪
自分の見ているものに自信がなくなることって ない? 世界の感触があやふやになる感じ、覚えがあります。■萩原朔太郎の不思議なお話を読みました。いつもの角を曲がったら そこは… ■夢と現のあわいを現象するようなノスタルジックでモダーンなモチーフ、画面を大きく横切る大胆な構図と、物語の流れを視覚で感じるページ割り、隅々まで均整の取れた美しい装丁。金井田英津子さんは、造本まで視野に入れ挿画を描き、自ら装丁しているとか。金井田さんのこのシリーズ、もっと読んでみたいです♪ (文 1935 (昭和10) 年)(→続
2020/01/21
こばまり
ゆっくりと味わうように文字を追い読後感はうっとり。深刻な迷子になった幼い日の出来事を思い出しました。そしてその時助けてくれた青年の顔を、自分がまだ覚えていることに気付きました。
2015/05/03
ヒラP@ehon.gohon
萩原朔太郎の独特な徘徊風景だと思いながら、金井田英津子さんの「絵本」として読みました。 読み返すごとに味わいが深まってくる、不思議な散文小説は、ちょっと危険な香りと儚さを持っているように思うのですが、違和感のない絵が、猫町の世界を完成させているように思います。 この本の中の猫の存在がとても大きく感じられました。
2016/06/11
雪狼
図書館本。先日読んだ平松さんのエッセイに出で来て気になって借りて来ました。大人の絵本ですね。版画の絵柄に圧倒されっぱなしで読了。考えてみれば萩原朔太郎は教科書以外でお初でしたね(笑)彼の迷子の観念が面白かったです。私はほとんど道に迷った事が無いので新鮮でした。70〜71ページの見開きの猫達は凄かった。しばらく目が離せませんでした。ちょっとお高いけど欲しいです。
2015/12/05
ハゲ郎
んーハッキリ言って、私には良さが判らん!もっとね、詩的な物を期待したんやけど・・・・。まあ、これは私の理解力の無さやと、謙遜じゃなく思う。
2016/05/13
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