アンドレ・バザン:映画を信じた男
アンドレ・バザン:映画を信じた男 / 感想・レビュー
Arol Color
「岩石の詩学」
2021/07/29
フクロウ
概ねバザン『映画とは何か』の枠を超えるものではない。 ただ、最終章の宮崎アニメとバザンの関係は、親和的にも正反対のものとしても把握しうる──自由な解釈(マキャベリ) 「だが、そうだとしてもなおわれわれのうちには疑問が残る。アニメーション映画がいかにバザン的でありうるとしても、やはりそれは、バザンによる映画的リアリズムと根幹において異質なものではないのかという疑問である。そのこともまた、バザンに即しつつ、いろいろな形で論じることができそうだ。」(野崎歓『アンドレ・バザン 映画を信じた男』205頁)
2021/03/06
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