クリスマス・キャロル
クリスマス・キャロル / 感想・レビュー
帽子を編みます
図書館のクリスマス特集から借りてきました。この装丁、挿し絵もいいです、訳注も丁寧です。この話、クリスマスが近づくたびに読みたくなります。過去、現在、未来、それぞれの幻影、挿し絵も助けにはなるのですがディケンズの文章が情景をくっきり描いていきます。その場での悲しみ、喜び、絶望、諸々の感情に心が動かされます。絶望を味わい祈りを捧げたスクルージ、彼の生まれ変わった姿に読者は共感することでしょう。クリスマス、この素晴らしき日に喜びとともに感謝を。クリスマス万歳。
2023/11/21
リッツ
有名な話だし、ディズニーアニメ(ドナルドが主人公だったはず)や漫画では読んでいたが、原作はこれが初読み。イギリスの感覚や言い回しに時々困惑し注訳で意味を確かめつつ(もう少し子供向けの優しい物語だと思っていた)それでも次第にクリスマスの街の雰囲気に包まれ、あらためてクリスマスは人々の幸せを祈り祝う日なんだなぁと思った。人を助け与えることで自らも人生の喜びを取り戻した主人公、間に合ってよかった。
2023/12/23
クラムボン
初読み…どころか、ストーリーすら知らなかった。Amazonでは《時代背景がよくわかる詳注と解説、日本初紹介となるディケンズ公認のアメリカ版挿絵25点を加えた、大人の読者のための新訳決定版! 》とあったので迷わず選択。守銭奴で一人の友も無い老人スクルージ。イブの晩に唯一の同類の友だった共同経営者のマーレイの幽霊に出会う。彼は死後7年間迷い続け心の平安が無い。私のように成らない為に三人の精霊の訪問を受けろと言うのだ。物語は面白い…のだが、キリスト教の濃密な世界観が根底に在るので、不思議に思うことも多かった。
2022/12/28
たまきら
豪華版が図書館にあって、娘そっちのけでオカンが熱読。この時期にはどうしても読みたくなる本で、キンドルで無料だったのをこないだ読んだところだけれど、やっぱりこのお話は手に取って、暖炉の前で読みたいところです。やっぱりクリスマスの精神を伝えずにクリスマスを楽しんではいけないよなあ。
2015/12/14
なべさん
昔、もらった本。ディケンズは聞いたことはあったけどようやく初めて読みました。クリスマスを心から嫌っているスクルージ。亡くなった同僚のマーレイによって、3人の精霊に会うことに。スクルージは精霊と一緒に何を見るのか。クリスマスとはキリストの誕生日を本当に祝うものなのか。一人寂しく過ごしている大人のためのクリスマス物語。
2018/05/06
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