幻想と怪奇の英文学IV――変幻自在編
幻想と怪奇の英文学IV――変幻自在編 / 感想・レビュー
ハルバル
私の興味関心分野と重なる部分ばかりで既刊以上にとても面白く読めた。冒頭論者が「姉飼」の遠藤徹さんで、英文学者だったの!?という驚きからはじまり、古生物、マンティコア、ヴィクトリアゴシックストーリー(マンクにメルモスにオトラント、嵐が丘etc)、ベンスン、ハーディー、ジョイスにイエイツ、アーサー王伝説の狂気について…など切りがない。こんな豪華な論文集があっていいのか!現代小説ではカズオ・イシグロの「ある家族の夕餉」の語り手が実は…というのは既読なのに全然気づいてなくて自分の迂闊さに驚いた。興味のある方はぜひ
2020/12/11
fantamys
ゴシック文学・幻想的な表象へ新たなアプローチで挑む論考集。3巻を読んでから読むとさらに面白い。
2022/04/23
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