孤島パズル 3 (マッグガーデンコミック avarusシリーズ)
孤島パズル 3 (マッグガーデンコミック avarusシリーズ) / 感想・レビュー
麦ちゃんの下僕
2009年に3ヶ月連続で刊行された、鈴木有布子さんの作画による有栖川有栖さんの名作『孤島パズル』のコミック版(全3巻)。1・2巻に比べると緊張感は高まっていますが…原作の“白眉”である江神とアリスのディスカッションは、期待していた程の“迫力”は感じられずちょっと残念。でも“結末”も含め、全体としてこの名作のコミカライズは見事に成功していると思います!カバーを外すと読める「モチ」&「信長」の4コママンガも終了してしまうのが寂しいですね(泣) 番外編として「壁抜け男の謎」も収録…何ですか、この設定は!?(笑)
2023/02/19
みや
切ない。小説では一つの綻びから凄まじい勢いで真相へと向かう後半に圧倒され、江神さんの推理力の凄さに興奮したが、漫画版を読み終えた直後は切なさがとにかく強い。犯人やマリア、アリス君の表情から、彼らの悲痛な思いが伝わってきた。必死に止めてもらうことを願う江神さんの瞳も痛々しい。謎解きの爽快感よりも探偵が背負わされる苦しみに強く襲われた。一つ目の密室殺人に対する江神さんの温かい推測が好き。「壁抜け男の謎」を学生アリス版にリメイクした巻末短編は、アリス警部設定がまた登場して面白かった。本編とのギャップがずるい。
2017/12/01
ゆんこ姐さん@文豪かぶれなう
非常に原作に忠実で良かったです!双頭の悪魔も読むつもりなので、その予習にも良さそう!壁抜けの男の絵を見て見たいと思いました。
2017/12/10
ネムコ
「アリス、お前は俺を止めてはくれんのやな」細かいところは忘れているのに、江神さんのこの一言だけは鮮烈に覚えていました。異常な孤島の出来事はやがて開かれて、正常な感情の波が関わった人間たちを呑み込むのでしょう。マリアが早く元気になるよう祈ってます。カバー裏の四コマも一気読みして気分スッキリ!
2013/02/24
Penguin
月光ゲームと合わせて手に入れ一気に読了。原作を壊さない漫画って素晴らしい♪
2012/02/09
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