ジュテーム、カフェ・ノワール (Dariaコミックス)
ジュテーム、カフェ・ノワール (Dariaコミックス) / 感想・レビュー
天の川
友人から借りた短編集。「魔法使いの弟子」「クー・クラウ・カム」が面白くて切ないなぁと思って読んでいたら、最後の表題作に持って行かれました。カフェの隣り合った3つのテーブルで同時に起きた語尾が違う一つの科白①好きかなぁ(恋愛関係抜きの男女)②好きなんだ(ゲイの告白)③好きじゃないの?(婚約を破棄した妹の彼氏と携帯で話す女)。互いの会話が聞こえるだけに、3組の会話は絶妙のタイミングで絡まりあう。それを眺め、フォローするカフェの従業員男性2人の会話。まるでコミカルな舞台劇を観るよう。オチも含めて絶妙でした♪
2014/10/16
さち
いつもそうだけどヤマシタさんの構成と展開には脱帽!お決まりのハッピーエンドなBLとは違う1冊、シリアスとコメディが上手く混ざった短編集。臆病者の恋、素直になれない恋、忘れられない恋、実った恋、いっぱいつまってておもしろい。中でもやっぱり表題作が一番好きだな!客と店員にそれぞれストーリーがあってテンポもすごくいい!笑ってしまいながらもじーんときてしまった。涙を止まらせるコーヒー、素晴らしいwぜひ夢の純喫茶オープンさせたその後あたりを1冊で読んでみたいな。
2011/01/18
ぐっち
別作品の裸族にやられてこっちも再読です。恋の呪文は・・・ニント~ンですよね、懐かしい。そしてやっぱ最後の話、プロ根性がよすぎる。どうもこの人のアホキャラ・・・ものすごいツボみたいです。
2010/07/17
bluemint
HERでとても気になった作家で、数冊まとめ買いした。女性の心の中の声が聞こえるようで気に入ったのだが、何とBLも専門分野なのですね。男性が男性に告白されるような話にはついては行けないのですが、人形の表情が素晴らしい魔法使いの弟子や、電車の車掌が運転席のガラス越しにかつての片思いの男に偶然会い想いを巡らせる話が理解できる。喫茶店の数組の会話が入り混じる表題作はBL色も薄く面白い。これはもっと膨らませれば連作になるのではないか。
2018/05/10
tomomoto
“魔法使いの弟子”と“ワンスアポンアタイムイントーキョー”は合わなかった。それ以外はいい話。
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