マリオ・ジャコメッリ(完全日本語版)
マリオ・ジャコメッリ(完全日本語版) / 感想・レビュー
青猫
ジャコメッリの写真集が日本語で入手出来て感無量。多少画質の荒いところも見受けられるけれど、申し分ないボリュームです。経歴、評論も充実。目下のところ宝物扱い。「スカンノ」「ルルド」「死がやってきてお前の目を奪うだろう」「私にはこの顔を撫でてくれる手がない」「男、女、愛」「善き大地」「新しい移民たちの歌」「蝶のゆるやかな飛翔」「雪の劇場」「シルヴィアへ」「夜は心を洗う」「私は誰でもない」「自然についての認識」などの連作から100余点が掲載されています。
2009/12/09
deerglove
たまたま図書館で手にして、すっかり魅了されました。白と黒の魔法。イタリアの肥沃な土地が織りなす幾何学模様。死に向かうホスピスの人々。愛し合う恋人たち。はしゃぐ神学校の学生。文中の評論家がいう通り、「ジャコメッリは自分の土地から形象をとり出して記号に変えていったのだ」と。なるほど。
2015/08/28
蘇芳
ジャコメッリを最初に見たのは恵比寿の写真美術館で。この時は彼の代表作が主だったので今回の作品集で全体像がつかめた。主要作品も含まれており、この一冊で十二分の内容になっている。
2016/05/28
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