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照度 あめつち 影を見る

照度 あめつち 影を見る

照度 あめつち 影を見る

作家
川内倫子
出版社
青幻舎
発売日
2012-05-28
ISBN
9784861523489
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照度 あめつち 影を見る / 感想・レビュー

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榊原 香織

何気なく手に取った写真集だが、夜神楽の写真を撮る人だそうで  神楽づいてるなあ最近の私。

2021/11/26

アコ

ひさしぶりに川内倫子さんの写真をじっくりと。木村伊兵衛写真賞の受賞対象になったデビュー作『うたたね』がとても衝撃的で当時(2001年)その絶妙な空間を6*6で切り取る様に驚いたことを回想。今作はその『うたたね』で見た川内さんの作風とは異なり、なにかこれまで好んでいたモチーフや色み、撮影方法から一歩踏み出した、あるいは飛び出した、という印象を受けた。「写した瞬間は今は存在しない」というある種独特の恐ろしさを持つ写真という芸術。写真家って日頃どういう目で世界を追っているのかな。興味深い。

2014/12/11

ぐうぐう

意外にも、都内で本格的な写真展は今回が初めてだという、東京都写真美術館で現在開催中の川内倫子展『照度 あめつち 影を見る』。彼女の写真は、『AILA』辺りから大自然を写したものが多くなってきたように思えるが、今回の個展で実感したのは、壮大なマクロ的風景も、ささやかな息遣いを感じさせるミクロなものも、平等に存在しているということだ。それは、映像にも言える。写真とは、世界の一瞬を切り取ったものだが、映像作品は一瞬ではなく連続する動きを捉えたものだ。(つづく)

2012/05/20

遠い日

川内倫子さんの写真、好きです。『as it is』で知り、福音館書店の雑誌『母の友』でもしばしば見かける川内倫子さん。衒わず、対象に向き合い、引き出す。「りんこ日記」の章、生き生きと楽しい。

2023/12/09

45+

何年か前、Illuminance目的で行った川内倫子展。あのほのじろくあえかな霧のイリデスセンスよろしくの日常イメージはなんだか懐かしく。アングルを変えた一瞬は美しい。でもあの日の絶頂はこの 照度 あめつち 影を見る で。阿蘇の山が燃え立つ動画を前に暫く動けなかったのを覚えている(パチパチと木々が燃える音が流れてたと記憶していたけど、どうやら記憶違い?)。Illuminanceが陽ならあめつちは陰、光と闇。鏡の向こうで羽ばたく鳥の群れ。私たちをつなぐ彼女を改めて凄いと思った。もう一度あめつち展を。ないか。

2016/06/30

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