古文書がつなぐ人と地域: これからの歴史資料保全活動 (東北アジア学術読本 8)
古文書がつなぐ人と地域: これからの歴史資料保全活動 (東北アジア学術読本 8) / 感想・レビュー
コーリー
東北アジア研究センターシンポジウム「歴史資料学と地域史研究」の成果を中心に、古文書をめぐる活動が生み出す人と地域社会の多様な関係を明らかにし、その将来を展望することを目的とした本。歴史研究者だけではなく自治体職員や臨床心理士という様々な立場の人々の様々な考えや経験を知ることができた。古文書をめぐる活動を、地域の人々へ還元していくことが、活動の持続可能性や次の世代への歴史の継承に繋がっていくのだと、実感した。古文書は決して歴史研究者だけのものではなく、地域の共有財産なのだと再認識することができた。
2021/04/02
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