卵と小麦粉それからマドレーヌ (ピュアフル文庫)
卵と小麦粉それからマドレーヌ (ピュアフル文庫) / 感想・レビュー
はらぺこ
温かい気持ちで読み終えました。 自分は主人公・菜穂の母親とほぼ同い年やから親目線で読んだ。って言うても自分は結婚してないので実際には赤の他人目線で読んだ。 この家族は凄い。情けないけど、自分は誰の立場でもイヤやわ。 まゆ子の家庭も何か有りそうに感じたけど続編に書かれてるんかなぁ。 若い人向けのレーベルらしいから平仮名が多いですが、それぞれの立場で考える事が出来るので全ての人にオススメです。
2011/05/05
野のこ
美味しそうなタイトル、しかも装丁が可愛い♪ 主人公は中学一年生の菜穂ちゃん。素直で文章からもくすぐったい感情が溢れ出てた♪ つのつくうちはかわいい、ティーンエイジャーの意味になるほど〜となった。13歳は大人への入り口なのね。少しずつ大人を意識して成長していく姿が輝いていた!大人びた亜矢ちゃんとまゆこちゃんの名言の特に「心のもち持ち方ひとつで変われる」は私の心にも響きました。「10月はたそがれの国」みずうみ読んでみたいです。家族の雰囲気もとても素敵。お誕生日のディナー美味しそう。続きが読みたいです
2018/01/27
モモ
中学校に入学したばかりの菜穂は、前の席の亜矢と仲良くなる。徐々に心を通わす二人。そんな中、菜穂の母がパリに留学することになり、生活が一変する。夢をあきらめない母と、それを支える菜穂と父。また、亜矢の父の「いじめられても毅然として、いじめるやつらを楽しませるな」という言葉が心に残った。幼い頃、好きな色の靴を選ばせてもらえなかった菜穂の母。私も押しつけてしまってないかなと、子育てに思いをはせた。何度か繰り返し読んでみたくなる話だった。
2020/02/08
小夜風
【所蔵】話が重い訳でも暗い訳でもないのに、途中から涙が止まりませんでした。「子どもってさあ、けなげだよね」「子どもは親を選べないからねえ」……菜穂の身に起きたことは下手をしたら家族が崩壊してしまいそうな出来事だし、亜矢の家族は実際崩壊しているのだけど、でもそこには親子の愛が溢れていて、お互いの「大好き」な気持ちがひしひしと伝わってきて、自分の身に置き換えて色々思い出してしまいました。自分が菜穂だったら、多分一生母親を恨んだだろうな。自分が赤い靴をはいたら、うちの子たちは多分あっさり自立するだろうな(笑)。
2016/06/19
とりあえず…
とっても可愛らしい素直な中1。ママが大好き、素直にそう思っている中1はそうそういないですよね。でも、心の中の片隅にはきっとそういう気持ちもある!と一母親としては信じたい。四十を目前に赤い靴を履いて飛び立っていったママが眩しい。いいわけや理由はいくらでも出来る。変わるのはわたし。
2014/01/17
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