はじまりの空 (ピュアフル文庫 に 1-1)
はじまりの空 (ピュアフル文庫 に 1-1) / 感想・レビュー
Shinji
じれったいなぁ… あれ?真菜と蓮、どっちがだったっけ? 17歳差っていうと大きな差に感じるけど、17歳と34歳っておかしくないと思うんですが… 私だけですか!? 社会人という相手のステージに踏み出せない真菜の気持ちと妄想はよく解る。蓮の真菜の扱い方にも納得がいく。それぞれの気持ちの動きにとって大事なのがパリという街。美術という共通点も2人の恋の行方を綺麗に彩っていました。恋愛では「優しさ」が武器になるものだから、傷つかない恋なんて本当の恋じゃないんでしょうね。
2016/05/02
チアモン
姉の婚約者の兄に恋する高校生の話。ラストは皆さんのご想像におまかせしますって感じで終わっちゃいました。それにしても蓮さんかっこいい。私も蓮さんに惚れちゃいそうだった。真菜の妄想もすごいけど私の妄想も暴走しそうだった。
2019/10/09
ほたて
中高生の頃は年上の人に憧れた。大学生やスーツを着た社会人はすごく大人に見えた。憧れの先生や友達のお兄さんに思いが届いたことはないけれど、もし手が届いてしまったら、その事実に怯んでしまって手を離してしまうかも。34歳の社会人に恋した17歳女子高生の物語はそんなアンバランスさに溢れていた。若いって、案外打算的で即物的なものだ。でも、この本を読んで、女子高生ってこんなこと考えてるの!?ってうれしくなった男性には、17歳ってもっと受け身ですよ(自分基準)って教えてあげたい。
2013/04/25
カピバラ
キラキラしたみずみずしい恋愛感情でした。フランスって舞台がもうにくいよね。
2017/12/15
アイオライト
「ただ、この先もずっと、私を拒絶しないで欲しい。私がお姉ちゃんの妹だからって、高校生だからって…私が望んでいるのはこんなに他愛のないことなんだ。思わず溜息をついた。目の奥が、細かく震えた」 愛してくれる彼氏がいるのに、彼のことが好きだった。結婚しそこないの中年でも、義理の兄でも…それでも、それでもやっぱり好きだった…14歳の少女の34歳の彼への片思いを描く。読んでいてもやもやしながら、少し応援して、ちょっぴりがっかりしたりもして…「あの頃の恋」の、「あの時の自分」を思い出す、そんな話でした。
2014/01/19
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