金原瑞人YAセレクション みじかい眠りにつく前に 2 昼下がりに読みたい10の話 (ピュアフル文庫 ん 1-12)
金原瑞人YAセレクション みじかい眠りにつく前に 2 昼下がりに読みたい10の話 (ピュアフル文庫 ん 1-12)
- 作家
- 出版社
- ジャイブ
- 発売日
- 2009-03-10
- ISBN
- 9784861766343
金原瑞人YAセレクション みじかい眠りにつく前に 2 昼下がりに読みたい10の話 (ピュアフル文庫 ん 1-12) / 感想・レビュー
masa@レビューお休み中
YAとは何かという根本を問うアンソロジーなのかもしれない。『昼下がりに読みたい10の話』となっているが、巻末で三浦しをんさんが指摘しているように眠る前に読むと目がさえてしまう本ですね。作品は軽妙で読みやすいものから、厄介で取っ付きにくいものまで幅広くあります。中でも印象に残ったのが、学校でお腹が痛くなってしまうアリサのげた箱で起きる魔法の話を描いた大島真寿美の『げた箱は魔法のクスリ』。姉の強行で小学生の姪っ子を預かるはめになった叡里の奇妙な一日を描いた山尾悠子の『月蝕』。危うくて、艶やかで、魅惑的な一冊。
2013/08/03
あつひめ
昼下がりに読みたいお話…甘い日向の匂いのするものは少ないような…好みが分かれそうなアンソロジー。苦しさが含まれている方が、どこか共感する部分が出てくるのかなぁ。ふっと口元がほころびそうな話を期待しちゃうな…昼下がりに読むものなら…編者の意図から外れちゃうけど。
2016/02/14
hirune
親を亡くした子や虐待を受けて親と離された子なぞが集められてる「愛生園」その生活はまるで刑務所のように温かみがまるで感じられない。生まれたこと生きていること自体が罪人と言われているような境遇の子供達が哀れで切ない話でした。芦原すなおさんと加納朋子さんのものは既読、懐かしかった。他の作品もピリッとスパイスの効いた油断ならない話が多かったです☆バラエティ豊かなアンソロジーでした。
2016/10/23
ピロ麻呂
みじかい眠りにつく前に…①は結構よかったんだけど、この②は暗い話が多く、ちょっと重たかった(^_^;)その中でも「愛生園」は特に重たい…子供に対する愛情について考えさせられました(>_<)
2016/03/01
小夜風
【所蔵】シリーズ第二弾。金原瑞人さんが選んだヤングアダルト+三浦しをんさんが選んだ日本文学。自分は第一弾よりこちらの方が、既読のものも含めてとても好みでした。あさのあつこさんの作品は何とデビュー前のものだそう!巻末の金原さんと三浦さんの対談を読んで大変驚きました。初読み作家さんもたくさんいましたが、前から読みたいと思っていた山尾悠子さんは思ったよりも読みやすく、それでいて読みながら理解出来ないところがたくさんあって、なかなか手強かったです。壇一雄は初めて読みましたが、山梨生まれとは知らず驚きました。
2016/07/16
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