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歴史としての天皇制

歴史としての天皇制

歴史としての天皇制

作家
網野善彦
吉本隆明
川村湊
出版社
作品社
発売日
2005-03-31
ISBN
9784861820205
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歴史としての天皇制 / 感想・レビュー

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ダージリン

川村湊氏のことは存じ上げなかったのだが、網野善彦、吉本隆明の対談ということで楽しんで読んだ。ただ吉本隆明は最初の対談に登場しただけだったので、その点は残念だった。タイトルには天皇制と書かれてはいるが、王権論や日本社会の実像に迫るアプローチとして味わったように思う。どうしても戦争を経験した世代とは断絶があり、天皇制へ切実な問題意識を持つこと自体が難しい。

2024/09/15

金北山の麓に生まれ育って

【本物の左翼】「日本は植民地になった方がよかった」と言ったらしい網野氏の肉声に一度触れようと吉本が相手だしと手に取った。乱暴だが「美しい日本と私」みたいなのが大嫌い、それがモチーフで頑張ってき共産主義者なのかしら、正直呆れた。川村氏がメイン、網野氏がサポート、吉本は冒頭の鼎談だけでダシにされた感じ。天皇制に一定の理解を吉本は示すが二人は容赦なく滅ぼしたいようだ、西日本と韓国を一体で見たがりたいそうだ、無茶苦茶政治的だ。そう思うと網野氏の著作のテーマ立てが極めて政治的な意図が感じられてもう素直に読めないな。

2020/08/29

meiji

知ってるようで知らない天皇制。昔から役割やイメージが変化しそれでも今なお続くもの。理解しようとすると、真剣に語ろうとすると、不可侵な壁がある。

2024/04/09

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