戦国女人十一話
戦国女人十一話 / 感想・レビュー
めぐみこ
戦国の世における女性たちの生き様を描いた短編11本のアンソロジー。中盤の「おふうの賭」「本多忠勝の女」「伏見城恋歌」「日本の聖女」が好き。特に「日本の聖女」は細川ガラシャを、日本人の感覚のまま日本人の宗教で亡くなった、と解釈していて今まで読んだどのガラシャ像とも違って新鮮だった。
2020/08/17
とうくぼやかや
戦国時代に生きた女性をネタにした短編小説を集めたアンソロジー。それぞれの作家の持ち味も楽しめてお得な感じ。遠藤周作が細川ガラシャ夫人を描いた「日本の聖女」が、日本人の宗教観を深く問いかけてて心に残った。あと、女性が描く歴史物は、やっぱり好みじゃない。淀君と北の政所は、戦国時代のスーパースターだね。
2013/03/16
まっちっち
岩井三四二「帰蝶」が好き。 忍びの志乃は帰蝶に亡き娘の姿を重ねる。 信長に嫁ぐ前の帰蝶を描いた珍しい小説。 その後の続編が読みたい。
2021/04/24
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