山本周五郎探偵小説全集 第二巻 シャーロック・ホームズ異聞
山本周五郎探偵小説全集 第二巻 シャーロック・ホームズ異聞 / 感想・レビュー
ぶうたん
単行本未収録を中心に戦前から戦後に書かれたミステリ的な作品を集成したもので、現在は再編されて新潮文庫に入った。ジュブナイルから大人向けまで対象読者層もばらばらだが、さすがに読みやすさは抜群で今読んでもけっこう面白い。たとえば少年が威勢よく拳銃をぶっ放すホームズのパロディである表題作は、手塚治虫の初期作品の絵が浮かんでくる好作品で楽しいし、大人向けの作品も読ませるものになっている。埋れた作品が発掘されて新しく読者を獲得するのは嬉しいことですね。
2023/10/25
ミリアーデ
探偵小説というよりは冒険譚。ホームズのやつは手塚治虫っぽかった。いろいろ詰めてもホームズではない。失恋のやつがよかったかな。時代っぽい。
2022/08/11
miporin
ホームズの話は、ドイルの原作を寄せ集めて日本を舞台にした感じ。面白く読めた。ホームズが日本で活躍っていうシチュエーションはいつでもワクワクするけど、このホームズさん、女好きっぽいのがどうにも気になる(いいけど)。 最後の方に収録されてた、失恋第○番シリーズがわりとよかった。
2014/05/28
月子
(図書館)時代物しか知らなかったから、この手の書いていたなんて驚いた!古い時代の探偵冒険小説。ホームズは読んでて気恥ずかしくなったのは何でかな?
2010/02/17
たつや
図書館で見つける。山本周五郎の探偵小説全集の第2巻、全6話収録、全体に江戸川乱歩風の作品で編まれ懐かしく、時代を感じる。ホームズは何故日本にいるか?説明なく、本当に子供向けの作品かも?暇潰し的に読むには愉しい分厚い本でした
2021/01/10
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