[新釈]白痴――書かれざる物語
[新釈]白痴――書かれざる物語 / 感想・レビュー
硯浦由咲
「新釈悪霊 悪霊たちの青春」、また、「カラマーゾフの兄弟」にも期待大。楽しみ。
2012/04/02
だん
わざとなのかもともともこういう文体を書く作家なのかが分からないが、途中で海外小説の子供向け翻案のような文体なのだと気付いた。「いちご同盟」はこういう文体ではなかったからわざとなのかな。内容はあとがきにもあるとおりドストエフスキーの創作ノートを元にした物語。
2015/07/19
美東
ストーリーはドストエフスキが途中で放棄した「白痴」の創作プランをもとに構想されています。タイトルロールの白痴はレフ・ニコラエヴィッチという名を与えられていますが、ムイシュキン公爵ではなく、「カラマーゾフの兄弟」のスメルジャコフを思わせるような人物です。(そこで気がついたんですが、レフ・ニコラエヴィッチというのはトルストイの名前でもあるんですが、これはなんらかの意図があるんでしょうか?偶然の一致とは思えません。)
2011/02/13
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