小説集 真田幸村
小説集 真田幸村 / 感想・レビュー
八百
いよいよ佳境に入ったドラマの影響というわけでもないのだが錚々たる執筆陣に惹かれて手に取った真田三代アンソロジー、内容云々については歴史小説の重鎮揃いだけあって評価を述べるまでもない。ただ真田丸を楽しんでいるもののそこまで幸村のファンでもないのでお家のルーツを辿る話とかはあまり興味はないのは事実、山田風太郎先生の猿飛佐助と大谷刑部絡みの創作が一番面白かったかな。視聴率命の大河ドラマも同様でリアリティもさることながら信之に「ちょ!手がぁ〜」と小芝居させることも重要なのであろう。本以外の話ばかりでスミマセン
2016/10/27
Ryuji
★★★★☆八作の短編集。表題が『真田幸村』となっているが、幸村自身のことを描いた作品は菊池寛さんの「真田幸村」のみ。何でこの表題なのかな?とちょっと考えてしまった(幸村と全く関係のない作品は当然ないが)。個人的に一番面白かったのは山田風太郎さんの「刑部忍法陣」。大谷刑部と猿飛佐助の組み合わせというこれまでの読んだことがない展開でした。海野棟綱を真田幸綱(幸隆)の父として描いた南原幹雄さんの「太陽を斬る」の冷徹な真田幸綱もなかなか読みごたえ有り。
2017/05/13
やぶチャン
山田風太郎、五味康祐他懐かしい大御所作家8人による真田小説集でした★4.2
2016/10/17
ロハン
作家の表現、解釈により、同じ題材でも全く違う物語になる。しかしながら、行き着くのはやはりお気に入りの作家…
2021/03/13
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