KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

この映画を視ているのは誰か?

この映画を視ているのは誰か?

この映画を視ているのは誰か?

作家
佐々木敦
出版社
作品社
発売日
2019-08-24
ISBN
9784861827686
amazonで購入する

この映画を視ているのは誰か? / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

踊る猫

不勉強故にこの著者の仕事はなかなかフォロー出来ていないのだが、「哲学」を通った人という印象を受ける。カメラやスクリーン、視線といった映画を構成する要素それ自体を問題として問う。それ故にシネフィルが書く映画評とは一線を画しており、知識がない私のような読者をも「映画鑑賞」という極めてベーシックな行為へと誘ってくれるものとなっている。著者の生き様やそこから生まれる強烈なパッション/情熱/情念が少ないので暑苦しくないが、有無を言わせない迫力も希薄なのでこの批評が何処まで観客を「狂わせる」か難しい。だが刺激的な仕事

2020/01/15

しゅん

ジャームッシュの「普通さ」とそれゆえの偉大さを鮮やかに示す『パターソン』論が良い。

2019/10/02

gu

観るという行為(あるいは現象)そのものに立ち戻り、現代の映画を発見したり、読みほどいたり、驚いたりしていく。映画を観て、読んで、書くことの取っ掛かりとしてとても良い本だと思った。幽霊映画の論考が特に興味を引いた。

2020/03/24

TOMYTOMY

終始視線を巡って、映画を捉える。それはある意味文学の人称という問題でもあって、映画に置き換えた場合の写されてるものというより、撮らえる側。 鈴木卓爾論と濱口論が面白かった。

2019/09/20

ホフちゃん

濱口竜介『寝ても覚めても』論が圧巻。佐々木さんの批評文の中でも特別に好き。

2024/08/30

感想・レビューをもっと見る