サイコロジカル・ボディ・ブルース解凍 (白夜ライブラリー001)
サイコロジカル・ボディ・ブルース解凍 (白夜ライブラリー001) / 感想・レビュー
代理
凍結前の文章が面白い。「物語は、途中から見たほうが面白い」とは、私も思います。骨法とムエタイが見たくなってきた。
2015/05/06
ymkmg
菊地成孔という名前を知った時、初めて著書に興味を持ったのが本書でした。彼ほどのプロレスを始めとした格闘技好きではないものの、リングスを格闘技原体験とする僕は、文中に登場する選手名やテクニカルタームを目にするたびに、様々な追憶がよぎりました。プロレス史、格闘技史の流れを追うにも面白く、一方で、触れてこなかった多くのプロレス体験に対し、過去から一貫したプロレスファンと公言する人を見ては憧憬の念を抱いてしまうのと同様の感情が終始離れませんでした。プロレス、格闘技にはロマンがある。そんな事を再認識させられた一冊。
2017/05/06
piyokoko
HERO'S旗揚げ戦の駆け足で帰っていく前田を間近で目撃したり、骨法の興行を観戦するため後楽園ホールに行ったりしたのも懐かしい思い出ですよ。しかしまあ、プロレス及びその周辺の格闘技を語る際に、菊地氏ほどプロレス埒外からの視点・知見・タームを用いる批評家をわたしは他に知らない。氏のプロ格エッセイはいつだって新鮮で予想がつかない。それは自らの了見の狭さの裏返しかもしれないが。
2016/05/15
2n2n
一言で表わすと格闘技エッセイ(もしくは批評?)。素晴らしい。インテリゲンチャな観察者と、格闘技というバーバラスな対象物とが融和すると、こうなるものなのかと感心することしきり。
2011/12/17
シュマゴラス
長かった興行が終わってゆく。この試合と共に。長かった今年が終わってゆく。この試合と共に。長かった凍結が終わってゆく。この試合と共に。そして再び始まってゆく。どうやらまだまだ長そうな、しかし決して永遠ではない未来が。
2011/04/06
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