酒とバカの日々 ― 赤塚不二夫的生き方のススメ
酒とバカの日々 ― 赤塚不二夫的生き方のススメ / 感想・レビュー
kera1019
月に一冊「天才バカボン」の単行本が出るだけで1200万円、週刊誌5本、月刊誌7本で月1億円以上稼いでそれを飲み尽くすというだけでも凄い体力やと思うし、とにかく飲んで飲んで友達を作って遊んで遊んでやり尽くす。メチャクチャしてきた赤塚さんの言葉から照れ屋で甘えん坊で「面白い」事がホンマに好きやったんやなぁと思う。それだけに「あとがき」の赤塚さんの言葉が寂しく感じました。
2014/10/29
とみやん📖
赤塚不二夫が死んでから久しいが、新宿や中井界隈では、彼の残り香が感じられる。とにかく、酒=人生でハチャメチャという印象しかなかったが、漫画への向き合い方は厳しさがあったのが分かった。ペンキ屋やトキワ荘時代の話は特に。 酒の飲み方や人との向き合い方を披露しているが、いずれも昭和40年代までの良き時代を象徴しているし、大前提として経済的な基盤があるからこその話かなと。甘え上手で笑わせられても、金と時間がなきゃ、こんなに遊べませんから。
2018/05/20
わたし
バーや飲み屋さんのカウンターでお酒を飲みながら「こうなんだぞ、わかってるか?」と話しているような本。なかなか実生活でそういう話を聞くと疲れちゃうので避けていた事でしたが、活字で読むと新鮮で「そうですねぇ、若いですからねぇ」と相槌を打ちながら読了しました。「今時の若いもんは」「時代がおかしくなった」ムムムッ!?という単語がバンバン飛び出しますが、それを上回る「楽しく行こうぜ心」と言えばいいのか、おじさんの楽しい助言が私にはとても興味深かったです。基本的に男性に向けた言葉で、男の人がちょっと羨ましかったです。
2013/05/14
Lily603
★★★+ 「ちゃんとした漫画を書くには漫画以外から学ばなくてはいけない。一流の音楽を聴き、一流の映画を見て、一流の舞台を見て学ぶ」これは手塚先生の教えみたいだが、本人曰くこれを熱心に守って『天才バカボン』などの漫画が生まれたとのこと。たしかに(まだ1巻しか読んでいないけど)『天才バカボン』は教養ある人が書いた芸術の強度、柔軟さを感じていたのでやっぱりそういうものなのかなー。とても参考になりました!ただこの人お酒がちょっと好きすぎます(笑)
2012/09/04
湯呑
かなり前に拝読した本。二次創作のための資料として先生の本を漁っていた時に出会いました。典型的な昭和の話。こんな生き方できないよ、て思うところもありましたが、こういうの良いなぁーと思うモノもありました。一番気に入っていたのは、「心の栄養」の話。心の栄養は誰かとの交流から摂取できるもの。もう一度読みたいですが、あるかな……。
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