エスカルゴの夜明け
エスカルゴの夜明け / 感想・レビュー
R子
蜂飼耳さん×宇野亜喜良さん。私がこの2人のコラボを初めて見たのは2009年。読売新聞に掲載されていた「愛書探訪」でした。以来、この本も読んでみたいとずっと思っていました(この本の発売の方が先ですけどね)。面白かったです。食べ物は生き物なんだってことを思い知らされる気味の悪い(褒め言葉)本でした。
2013/08/03
ネロ
大好きな宇野亜喜良さんの装幀に惹かれて..少し変わった作品集でした。「エスカルゴの夜明け」という蜂飼耳さんの文章に宇野さんがイラストをつけたものと、宇野さんの作品展を観た蜂飼耳さんが、それをイメージしながら書き下ろした詩集「肉屋の娘」の2篇です。どちらも食べることにまつわる内容です。食べたり、愛したり、失くしたりすること..歓ぶこと、哀しむこと、人の営みには限りがありません。少女たちはその未知の出来事を両手で受けとめ、味わう..その憂いのある表情が、なんとも官能的で、無垢で、背徳的。
2012/06/05
辛口カレーうどん
絵と文章が合ってました。
2014/06/07
Yui
食べたり、愛したり、失くしたりすること。歓ぶこと、哀しむこと。人の営みには限りがない。この本の2人の主人公は、頭のどこかでそれを知っている。未知の出来事を両手で受けとめ、味わう、そんな少女たちだ。ーあとがきを読んで、相変わらずよく分からないままだけど少しだけ腑に落ちた。
2018/09/27
bakumugi
この著者の作品は初めて。宇野亜喜良さんの絵の強烈な個性が文を凌駕しているいる印象。だからといってバランスが悪いわけではないのが不思議。なんとなく惹きつけられてなんども見返し、読み返した。
2013/12/08
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