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チルヒ 河内遙時代短編集

チルヒ 河内遙時代短編集

チルヒ 河内遙時代短編集

作家
河内遙
出版社
小池書院
発売日
2009-05-14
ISBN
9784862254672
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チルヒ 河内遙時代短編集 / 感想・レビュー

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はなはな

河内さんの時代物。内容はかなり生臭いものがあるんだけど、飲み込ませてしまうのはさすが。ほのぼのした佳品もあります。薄手の単行本で6作品収録と密度高し。ダメ亭主と尽くす妻の話「ユキオレ」が好き。

2015/04/18

葉鳥

江戸の知識がないせいか『ヒトヨヒメ』で??となってしまった…。『テンキク』が可愛らしくて好き。『チルヒ』『ユキオレ』も世知辛いながらも印象に残る話だった。

2017/05/06

Iwamarurika

表題作のチルヒが良かった

2018/01/31

fitty

江戸の庶民を描いた6つの短編集。河内作品の色恋ものって、何と切ないんでしょうねぇ。言葉少なく粋な会話で展開されるのも相まって、ときに叙情的、ときに情景的に読ませる作品。春を売るおりんを好きになった新吉の表題作「チルヒ」。別れる前に、おりんに髪結いをする場面が素敵。新吉がその後、おりんと再会できたのか否か分からない巻末の「サクヒ」。時の流れと期待感が、桜の景色で物語る。叶わぬ恋から陰間として生きることを選んだ坊主を描いた「ハスネ」。読み進めるうちに、うっかり騙され、混乱し、そしてじわりじわりと切なくさせる。

2014/12/05

ひかる

どのお話もどこか切なくて、胸が痛みました。陰間のお話が衝撃でした。対になっているチルヒとサクヒも良かったです。

2013/07/26

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