身体を通して時代を読む (木星叢書)
身体を通して時代を読む (木星叢書) / 感想・レビュー
たかぴ
[図書館本]文庫本を持っているのを忘れて借りて読みました。成長するとは人間自体が変わることである。科学は完璧ではないと認識していないといけない。組織を創るということは裾野を広げると同時に成長を止めることにもつながる。頭で考えた官僚が作り出した日本という組織が既得権益を得るため成長を止め、出る杭を打つシステムを作り出し、エリートから逸れた人材が財団等の組織を創る。コロナ対策がうまく行かないのはシステム化では対応出来ない事例で柔軟に変革が出来ない組織に日本がなっている照査であろう。ありがとうございました。
2021/05/18
0422
いい。二人が話すとこういう感じになるんだな、と思った。
2014/02/01
山下 賀久
古武術師範の甲野先生と仏文学の大学教授で合気道もされ大学では体育の先生もされている内田樹先生の対談本です。たまたま新宿のブックファーストで見つけた一冊ですが、とてもおもしろい。武道や武術だけでなく、学問とは、教育とは何か、今何が足りないのか、昔と比べてよくなった点、できなくなった点は何かなど、どれもなるほどなあ、そんな切り口があったのかと腑に落ちる内容が多かったです。子どもたちが日常的に体を使うことが少なくなった現代において、それが勉強に及ぼす影響がこんなにあるのか、というのには驚きました。お薦めです。
2015/09/30
C-biscuit
武術家二人(片方は素人といっているが、合気道九段)が武道を中心にまさに時代に即したテーマで対談しているような本である。二人の武術家が武道の深い部分をかたっているので、真意の部分が掴みかねるが、共感できるところが多数あり、面白い。最近の若者は・・・というのが常だが、全員がそうではあるまいとも思う。今の時代をつくっているもの我々であるし、今生きている世代の仕業である。子供の可能性は今いる自分たちで導いてあげたいと思う。
2015/02/16
なおみ
内田先生の頭の回転の速さに魅せられる。どんな切り口からでも、結論にうまく結びつけて人を納得させる能力に秀でている。でも、鵜呑みをするだけじゃなくて読みながら自分の頭で考えることを忘れないようにしたい。
2013/03/10
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