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邪悪なものの鎮め方 (木星叢書)

邪悪なものの鎮め方 (木星叢書)

邪悪なものの鎮め方 (木星叢書)

作家
内田樹
出版社
バジリコ
発売日
2010-01-23
ISBN
9784862381606
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邪悪なものの鎮め方 (木星叢書) / 感想・レビュー

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寛生

【図書館】全体的にエッセイ集的なもの。タイトルと前書につられて読む。まえがきがまえがきらしく面白いがナカミそのものとはあまり関連性はない。この「邪悪なもの」は31頁がその極みである議論展開になっていく。外傷ーつまりトラウマのことだと思うーの癒しの不到来が、生き残った人間を「仕事」にさせるという。死んだ人間と生き残った人間の間、差異にあって、トラウマから吹き出してくる血によって、そのトラウマの意味を自らに信じさせようとすることこそ、〈弔ふ〉ことなのだと内田は言いたいのだろう。それを軸として易しく語る本。

2014/10/11

ふ~@豆板醤

この本を「邪悪」と一緒にレビュー上げるというネタのためだけに読みました(笑)内田さんの本は他にも読んだ事あったけど、やっぱり難しい。エッセイ本ではあるけど内容が残らない、、疲れてるのかな‥??「仕事本」「パスタ本」という表現はよくわかったけど。

2016/10/02

みんと

不透明な時代を生きるための裏テキスト。 作者ならどうするか。 見つけた答えは「ディセンシー」(礼儀正しさ)、身体感度の高さ、オープンマインドということであった。 ルーティンなことを好む人はたくさんいる。 なぜならば、同じ事を繰り返すことによって、「快」の感覚が生じるからなのである。 その究極が死であるということに驚いた。 愉悦の本質には読書というものがある。 既視感と全能感が発生し至福の体験ができる。 これからも活字を追い続ける中毒者でいたいと思った。

2011/11/11

磁石

先進諸国の国民には全て、生まれた時から3人の見えざる奴隷がついている、そうでなくてはその生活を営めない。どこで聞いたか忘れてしまったが、そんな話を思い出した。日本で生まれた瞬間、彼らの主人となる、しかし彼らは見えない/注意しても中々気づけない。でもいることは確か、だからいつも何かを訴え続けている。……残念ながら、もう被害者にはなれない。加害者として誰かの権利を守る側に立たないといけないらしい。

2017/05/08

佐島楓

「あなたの隣人を愛するように、あなた自身を愛しなさい」にガツンとやられた。ミッション系の学校に通っていた頃、ある先生が私におっしゃった言葉は、もしかしたらこういう意味だったのか・・・。「自分を愛せない人は、他人も愛せない」と言われたのだが、この意味、取り違えていたかもしれない。二十年近く経って、改めて思うこと。

2012/01/08

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