東日本と西日本: 列島社会の多様な歴史世界 (Modern Classics新書 8)
東日本と西日本: 列島社会の多様な歴史世界 (Modern Classics新書 8) / 感想・レビュー
わ!
最近に出版された本ではあるものの再出版された本であるらしく、元の本は1981年に出版された本だそうです。大野晋さんが指揮をとり、宮本常一さんや宮本又次さんが執筆し、解説として網野善彦さんが総まとめをする…という、なんだか今から考えると「夢の共演」の様な一冊となっています。それだけに内容はとても面白かったです。とにかく日本の東と西を比較して、歴史やら民俗などが語られます。そして最後に大野晋さんが、日本の東西境界の歴史について語るという、演出までがなされています。中でも私は、宗教の東西差を初めて意識しました。
2024/09/27
春菜(冬のほう)
東日本と西日本。そして読む限り、東日本とも大きな差がある北日本。所々に西日本特有の自意識があって結構イラッとする(笑)。
2013/01/14
いぼいのしし
東西日本の違いについて、歴史、言語、建築、宗教等の専門家が分析する論考。違いについてだけでなく、宗教などについては、ほぼ東西の違いが認められないという結論に達している点があることも興味深い。この真摯な姿勢が雑学読物と一線を画している。
2012/06/10
山縣有体
東日本と西日本がこれほど異なっているとは思わなかった。専門外の分野も多く理解しがたい所もあったが読んでよかったと思う。脇に辞書や建築の本など置いて読まなければ理解できない。
2011/11/16
カネコ
○
2009/04/26
感想・レビューをもっと見る