ビジネスに「戦略」なんていらない (新書y 195)
ビジネスに「戦略」なんていらない (新書y 195) / 感想・レビュー
ペールエール
「ビジネス」の再定義。 金儲けとは本来どのようなものなのか。 企業存続の上で利益を考慮する必要は勿論あるがその行き過ぎた利益至上主義を筆者は危惧する。 企業は誰のために? 働くとは? 改めて社会の中での企業の在り方という点に関し考えさせられた。
2014/01/06
ILP71
会社の経営者がビジネスについて論じている。それだけではそれほど珍しくもないが、その論じ方は独特である。自身が手掛けているビジネスや自身の経歴、エピソード、成功譚の紹介はほとんどなく、当事者が自らの経験を言語化してビジネスを論じているのである。その迫力、知性に本書の魅力がある。
2022/06/12
Ataru Matsuyama
再読。「働く」ということに疑問を持ったときに読むと、気持ちが楽になります。
2012/09/07
編集兼発行人
非面白味を誘発する「目的」の存在。起業家たるための「現在」の更新。「如何に儲けるか」に先立ち「何を与えるか」と発すべき問い。組織が擬制する「哲学」が導く構成員の敬意と信頼。カンパニー(仲間)と収益装置の分岐点。「事業」と「場づくり」の物語が交錯する領域に生成される組織の成長。アフォーダンスと言葉。現在の欠落感が齎す自己実現。評価と責任を担保するコミュニケーション。継続の中に蓄積される「見えない資産」の価値。共同体を作る野心。非攻略により実現する対話。等々ビジネスを面白がる精神に寄与する刺激的な言葉が満載。
2012/08/02
yyhhyy
「ターゲット」「戦略」と言った軍事用語だけで経済活動を語る危うさには共感。終章の内田樹教官との対話が良い
2011/12/12
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