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高架下建築

高架下建築

高架下建築

作家
大山顕
出版社
洋泉社
発売日
2009-03-03
ISBN
9784862483843
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高架下建築 / 感想・レビュー

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らぱん

団地好きで有名な著者の写真集。東京、神戸、大阪で住宅、店舗、事務所、倉庫が外観のみ撮影されている。高架下建築の特徴は「寄りかかり」にあり、魅力は「ままにならない」にあると著者は云う。制限から生まれる創意工夫が面白いということだろう。造形美よりも生活感に目が行き、違法建築だろうと思われるものが面白かった。昭和や戦後の風情があり滅びつつある存在だと感じていたが、一軒だけバーかクラブを思わせる今風の洒落た店の一枚があった。そいや、名古屋で何年か前に行った高架下のライブハウスがあったわ。爆音出し放題だったなぁ。

2019/11/18

あじ

山さんやゴリさんが、高架下の赤ちょうちんで呑む安酒が実に美味しそうだった。犯人を追いかけ高架下を全力疾走するジーパンは、青春のシンボル。金八先生は肩掛けカバンを下げて、トボトボ歩く事もあったなぁ。古き良き時代の匂いが、今も濃く漂うエリアだ。密集する家屋は傾いだり錆びたり、色褪せたり。隣同士スクラム組んで、列車の振動に耐えている。ボロいけども哀愁を漂わす、いぶし銀の紳士淑女たち。私は時代が好きだ、歴史の目撃者(高架下建築)に敬意を表したい。写真は東京・大阪が中心です。

2015/08/31

なる

高架下。そこにはロマンが溢れている。車輪が線路をなぞる鼓動。その傘の下で呼吸している鼓動に耳をすませる。生きている。その建築は生きているのだ。そんな誰もが原風景として持っている(断言)高架下建築を、なんと写真付きでまとめてくれているのだ。なんという至福だろう。神田駅も国道駅もある。金属をなぞる音が冷たく轟くその下でいくつもの物語が生まれて朽ちていった。倉庫や商店の他にも一般家屋がある。今から13年前の本なので改装されてしまっている場所もある。心のオアシスだった有楽町の秘密の回廊もすでにもう無い。合掌。

2022/01/20

ふろんた2.0

高架下のお店って常連さんしか寄せ付けないような独特の雰囲気がありますなー。

2014/08/11

じょな

高架下建築の鑑賞法まで書かれているので初心者にも優しい 並べ方もエリアごとで分かりやすかった いってみたいと思える高架下がたくさんあった ちょっと前の本なので今はもうないような高架下建築も記録されてる 素晴らしい写真集

2015/03/02

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